JALC母乳育児支援学習会 in 神戸に行ってきました

七夕を挟んでの2日間、神戸国際展示場で開かれた日本ラクテーション・コンサルタント協会の第32回母乳育児学習会 in 神戸に参加してきました。

「いのちの教育」として取り組んだシンポジウムでは、色々な場面や場所、ライフステージでの性教育と母と子の栄養環境を守り育てるために、母乳育児の重要性の情報を取り入れることが今後の課題として取り上げられました。

母親同士のピアポートの力を引き出し、グループ作りを促進していくことから始まり、祖父母への育児クラスや学生の教育まで幅広い活動が紹介されました。

たらちね助産院での交流会も、そのことにつながると思いました。育児力は母親同士の交流の中から自然と育まれてくるんですね。また今後の私の活動も世代間交流や地域の方との交流も含めて広げてていきたいと思いました。

実は助産院をお借りしている大家さんも、とても理解してくださって、影の力になってくださっているんですよ。施設の整備は、少しでも赤ちゃんやお母さんが快適に過ごせるように、内装や外装はオープン当初から多大に配慮、ご協力いただいているんです。地域の中でこのような協力をしていただけることに本当に感謝しています。

その他に、NYで活動中のラクテーション・コンサルタントのCatherine Watson Gena 氏の講演がありました。

赤ちゃんの持っている色々な能力や、それを引き出す母親の本能的な働きかけを、沢山の画像で紹介されました。おっぱいに吸い付くときの手の大切な働きの説明は、本当にこれまで母乳育児支援をしていて「これがそうだったんだ!!」と気づかされる事でした。

赤ちゃんは母親の乳房をマッサージしていて、含み安いように自分の体の向きを変えているんですね。またその手の感触は脳を育むことにもなっているとか…凄い!!

日本中から1000人ぐらいの医師、助産師だけでなく、母子保健にかかわる人たちが集まった学習会でした。


【余談】
当日は駅の降り口を間違えました。なんだかJALCの学習会にしては参加者の年齢が若く「衣装の露出が高いなぁ」と感じていたのですが、近くの会場では、東方神起の約1万人規模のコンサートが行われ、その観客の大移動と重なった時間帯だったんです。セミナー終了後に会場での待機アナウンスが流れ、1時間は身動きがとれませんでした。日帰りでなくて良かった。帰って子どもたちには「東方神起に会えたの?」と聞かれ、当然「会えるかチュウネン!!」


たらちね助産院 院長
大坪三保子