2月「子どもの便秘ケア講座」開催報告

梅が咲き始め、春の訪れが待ち遠しい今日この頃ですね。
お子さまとの冬、お元気でお過ごしですか。

2月13日、博心堂鍼灸院の鈴木 摩矢先生を講師にお迎えして、
「ママが安心!子どもの便秘のおうちケア」講座を開催しました。
鈴木先生をお招きするのは、11月に開催して好評だった「風邪ケア」講座に続き、2回目となります。

はじめに、子どもの身体の様子について、「表情・動き・機嫌・お通じ」から読み取れるのですよというお話がありました。
なかでも、特におなかの調子はお顔の頬の部分に表れやすいのだそうです。
例えば、頬に赤みの強い湿疹が出ている時は、お腹が少し熱っぽいサイン。
こんな時は、腸の熱をゆるやかに冷ますような食べ物、例えば寒天や海藻類などがおすすめなのだそう。
おなかの調子は、お通じだけでなく、身体の様子にも表れるのですね。

また、いつもより臭いが気になるお通じは、特になにか過食したサイン。
これは、お子さんが小さい時だけでなく、大きくなった時にも「大丈夫かな?」と気にしてあげることができるサインのひとつだなあと思いました。

それから、「お通じ」にもいろいろなタイプがありますね。
「ゆるい」「かたい」「コロコロ」「たくさん出る」など、「お通じ」のタイプに合わせて、その時の心身の調子やそれに対しておうちでできるケアについて、丁寧に解説していただきました。

例えば、お通じがゆるい時は身体が冷え気味なサイン。
こんな時はガスも溜まりやすく、食べこなしに負荷がかかっているのだそうです。
反対に、お通じがコロコロな時は泣きぐずりや足の冷えにも表れやすく、足元を温かくしてたくさん睡眠をとるとよいなど、まさに、『お通じ=身体からの大きなお便り』なのだなあと感じました。
また、消化力をつける、お腹のもたれを解消する、排泄力をアップさせるなど、お子さんにできるやさしい手当ての方法なども、お人形を使って鈴木先生に解説していただきました。

最後は、参加していただいた皆さんとのQ&Aコーナー。
「子どもの体調が悪いとき、食事はどんなものがおすすめ?」「お腹がぽっこりしていて食べ過ぎかなと思うとき、まだ食べたがったら食べさせてもいいのかしら…」など、ご参加の皆さんが普段気になっていることがお話に上がりました。

すぐに実践できるおうちケアがたくさんあることが分かり、鈴木先生を囲んで、皆さんで学びをシェアすることができたのではないでしょうか。

鈴木先生、ご参加の皆さま、ありがとうございました。

鈴木先生の講座はご好評にお応えして、春にも開催予定です。
どうぞお楽しみに!

●講師紹介 鈴木 摩矢 先生
博心堂鍼灸鍼灸師
せんねん灸セルフケアサポーターとして、せんねん灸と協力しながら、お灸による健康管理に関心のある方に、お灸の正しい使い方、お灸の素晴らしさを伝える活動を展開中。
理性的でがんばりをしいる頭のいいなりにならず、カラダの声をひろいあげることで人生をゆたかに健やかにするための「お灸のつどい」を月5回開催。
「カラダの本音が、あなたを導く」をモットーに、女性専門の鍼灸治療もおこなっている。

博心堂鍼灸院(杉並区和泉4-17-13):http://hakushindou.jimdo.com/

★おすすめBOOK
『大原さんちの食う・寝る・ココロ〜東洋医学はじめの一歩〜』
著者 大原 由軌子、 集英社出版


今回、講師にお招きした鈴木先生がご夫婦で開院されている『博心堂鍼灸院』さんが監修しているエッセイコミックです。
東洋医学の健康法を分かりやすく、楽しく知ることができます!


母学講座担当 白須